Pipsとは? | FX用語解説

「Pips」の意味

FX取引に関する情報でよく耳にするPipsとは、価格の最小値幅を意味するPip(「percentage in point」の頭文字)の複数形です。

最小値幅を1pipとして値幅を示すときに〇〇Pipsのように用いられます。

例えば、ドル円のレートの場合は、0.01を1pipし、価格が130.20から130.50まで上昇した場合は、「30Pips上昇した」というように表現されます。

このほか、スプレッドの大きさを表現する場面で、スプレッド0.5Pipsのように使われることが多いです。

ちなみに、1pipの値幅は通貨ペアにより異なります。

基本的にはドル円(USD/JPY)やユーロ円(EUR/JPY)のように、小数点以下3桁が最小値幅の通貨ペアの場合は、0.01を1Pip、ユーロドル(EUR/USD)やポンドドル(GBP/USD)のように小数点以下5桁が最小値幅の通貨ペアは0.0001を1Pipとしています。

現在のFX市場における最小値幅ではない点に注意

現在のFX市場におけるドル円の価格は、「130.352」のように0.001刻みで取引が行われることが多いですが、かつては「130.35」のように0.01刻みで取引されていたため、FX市場では、ドル円のように0.001刻みの通貨ペアの場合、一般的に慣習で0.01を1pipとしています。

同様にユーロドル等の0.00001刻みの通貨ペアも、一桁少ない従前の最小値幅である0.0001を1Pipとしています。