「ナンピン(難平)」の意味
ナンピン(難平)とは、保有しているポジションで含み損が発生したときに、さらにポジションを増やす取引をいいます。
たとえば、1ドル=140円のときに、1万通貨の買いポジションを保有し、価格が138円に下がってしまったときにさらに1万通貨のポジションを保有するような取引を行うことをいいます。
何もしなかった場合は、140円まで戻ってようやく損益が±0になるのに対し、ナンピンをした場合は、価格が139円まで戻れば損益が±0になり、それ以上戻ればプラスになり、少しの反発でプラス圏内を回復できるというメリットがあります。
このため、ナンピンをすると、勝率を高めることができます。
ただし、漢字で「平らにするのは難しい」と書いて難平というだけあり、価格が戻らないことも少なくありません。
価格が戻らず、一方向に動くような相場になった場合は、1回のトレードで大きな損失を被る可能性もあるという点には注意が必要です。